2018.04.2 | お知らせ
①対象
2009年1月1日から2017年12月31日の期間において、近畿大学医学部附属病院で梗塞性ワルチン腫瘍の診断がなされた患者さんが対象になります。
②研究機関名
近畿大学医学部放射線医学教室 診断学部門
③研究の意義
多形腺腫に次ぐ頻度の良性腫瘍であるワルチン腫瘍のMRI所見の報告は多数あり、その典型像は周知されている。ただしワルチン腫瘍は多血性腫瘍の為、自然梗塞をおこす事がある。この梗塞をおこしたワルチン腫瘍(以下梗塞性ワルチン腫瘍と記載する)のMRI所見の報告は症例報告が存在するのみである。加えて梗塞性ワルチン腫瘍のMRI所見は症例報告が存在するのみである。このため梗塞性ワルチン腫瘍がいかなるMRI所見を呈するか多数例での調査が求められている。
④研究の目的
過去10年間で梗塞性ワルチン腫瘍の診断がなされた10例のMRI所見を後ろ向きに解析し、特徴的所見がないか検討する。
⑤研究の方法
近畿大学医学部附属病院にて梗塞性ワルチン腫瘍の診断がなされた患者さんのMRIデータを対象として後方視的に行います。本研究は専用ワークステーションを用いて行います。診療情報としては年齢、性別、病理組織結果、治療後経過等の検査結果を用います。新たに患者さんに負担をおかけすることはありません。
⑥個人情報の扱い
カルテ、画像などの調査によって得られた個人情報は、本研究のみに用います。個人識別情報管理者を置き、選択患者さんに対して独自の ID をつけ、年齢、性別以外の個人情報はすべて匿名化されます。学会や論文にデータを発表する場合にも、個人データは発表されません。本研究での画像解析処理は、近畿大学付属病院MRI検査室内のインターネットとは接続されていない専用のワークステーションで実施し、画像データや診療情報の持ち出しは行いません。個人情報の開示など、個人情報に関する問い合わせは 072-366-0221(代表番号)へお願いします。
⑦問い合わせ先と、参加拒否の権利
この研究におけるあなたの権利やその他について、さらに詳しくお聞きになりたい場合には下記の実務担当者にお問い合わせ下さい。また、あなたのMRI画像や診療情報を研究に用いて欲しくないと思われた場合には、以下の研究責任者に遠慮なくご連絡下さい。それがあなたの治療方針に影響を与えることはありません。
研究責任者 近畿大学医学部附属病院 放射線診断科 講師 柏木伸夫
実務担当者 近畿大学医学部附属病院 放射線診断科 講師 柏木伸夫
電話番号 072-366-0221(内線3133)
お知らせ
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