2024.01.25 | お知らせ
近畿大学病院放射線診断科では、多発性硬化症と視神経脊髄炎スペクトラム障害の検査のために当院でMRI検査を受けられた患者様を対象に研究を実施しております。尚、本研究についてご質問などがございましたら、最後に記載しております【問い合わせ窓口】までご連絡ください。
1.研究概要および利用目的
多発性硬化症と視神経脊髄炎スペクトラム障害は中枢神経に影響を及ぼす炎症性脱髄性疾患です。両者の治療方法は異なるため早期の的確な診断が重要となりますが、時に診断が困難なことがあります。
今回2018年7月31日~2023年7月31日の間に当院にて多発性硬化症もしくは視神経脊髄炎スペクトラム障害の検査目的で頭部MRIを撮像された方を対象として、画像およびカルテの情報を収集して両者の鑑別に有用となる画像所見を評価する研究を実施することといたしました。
2.研究に用いる情報の種類
本研究で用いる情報は、匿名化されたMRI検査の画像とカルテから以下の情報を抽出し使用させていただきます。(年齢、性別、病歴、血液学的検査・脳脊髄液検査の検査データ)
3.利用又は提供を開始する予定日
近畿大学医学部長による実施の許可日:2024年1月17日から利用を開始します。
研究期間は近畿大学医学部長による実施の許可日から2024年10月31日までです。
4.利用する者の範囲
本研究に参加する当院の医師等
研究責任者
近畿大学医学部放射線医学教室放射線診断学部門 医学部講師 小路田 泰之
研究分担者
近畿大学医学部放射線医学教室放射線診断学部門 主任教授 石井 一成
近畿大学医学部放射線医学教室放射線診断学部門 准教授 甲斐田 勇人
近畿大学医学部放射線医学教室放射線診断学部門 准教授 河野 淳
近畿大学医学部放射線医学教室放射線診断学部門 講師 小塚 健倫
近畿大学高度先端総合医療センターPET分子イメージング部 助手 山田 誉大
近畿大学医学部脳神経内科学教室 講師 桑原 基
5.個人情報の管理方法
本研究では診療情報およびMRIの画像のみを研究に利用します。利用する情報は個人が特定されないように匿名化を行い、個人情報に関しては厳重に管理します。なお、それらの情報を外部の機関へ提供することはありません。
6.情報等の保存・管理する責任を有するもの
この研究の情報を保存・管理する責任を有するものは以下のとおりです。
近畿大学医学部
7.研究成果の公表について
研究成果が学術目的のために論文や学会で公表されることがありますが、その場合には匿名化された情報のみを扱います。この研究に使用した情報は、研究終了報告後3年間、近畿大学医学部放射線医学教室放射線診断学部門内で保存させていただきます。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会における審査及び承認後、医学部長による実施の許可を得た上で利用します。
8.研究へのデータ使用を希望されない場合
ご自身のデータが研究に使用されることを希望されない方は下記の【問い合わせ窓口】までご連絡ください。取り止めの希望を受けた場合、それ以降のデータを本研究に用いることはありません。しかしながら、取りやめを希望された時すでに研究成果が論文などで公表されていた場合には、結果を廃棄できない場合もあります。取りやめを希望された場合に不利益を被ることはありません。
9.問い合わせ窓口
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
研究責任者 近畿大学病院放射線診断科 小路田 泰之
住所 大阪狭山市大野東377-2
電話番号 072-366-0221(内線3133 PHS 6810)
(月曜~金曜9時~17時/土曜 9時~12時/但し11月5日は創立記念日で休み)
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