2021.07.2 | お知らせ
近畿大学病院放射線診断科(以下、当科)では、「認知症疾患群に対するAIによる診断アルゴリズムの開発とそのための学習症例の生成及び画質向上アルゴリズムの開発」という臨床研究を行っています。そのため、当科で過去(2011年4月1日~2021年3月31日)に実施された研究「【22-172】11C-PiB PETアミロイドイメージングによる認知症の早期診断・病態解明」及び、「【28-001】11C-PiBアミロイドイメージングによる軽度認知障害の病態解明」に参加した患者様で、アミロイドPET検査、FDG-PET検査, 脳MRI検査を受けられた患者様の診療情報を使用させていただきますので、以下の内容を確認してください。なお、この研究は、近畿大学医学部倫理委員会(https://www.med.kindai.ac.jp/rinri/index.html)で審査され、承認を受けて行われます。
①試料・情報の利用目的及び利用方法
この研究では、人工知能(通称、AI)を用いた認知症疾患群に対する画像診断アルゴリズムの開発を目的としています。そのため、当科で認知症に対する画像検査を受けられた患者様のうち、認知機能が加齢の範囲内、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症と診断された方を対象として、診療情報のみを研究に利用します。利用する情報は、患者様個人が特定されないように匿名化を行い、個人情報に関しては厳重に管理します。なお、それらの情報を共同研究機関などの外部の機関へ提供することはありません。
②利用する試料・情報の項目
・カルテ情報(年齢、性別、診断名に関する情報)
・各種検査結果(MRI画像・PET画像及び検査所見)
③利用する者の範囲
本研究に参加する当院の医師等
研究責任者 近畿大学高度先端総合医療センター PET分子イメージング部 助手 山田 誉大
研究分担者 近畿大学医学部放射線医学教室 放射線診断学部門 主任教授 石井 一成
共同研究機関近畿大学生物理工学部生命情報工学科/研究責任者 木村 裕一
④試料・情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称
近畿大学高度先端総合医療センター PET分子イメージング部 助手 山田誉大
⑤研究対象者の求めに応じて、研究対象者の試料・情報の利用を停止すること
この研究では、患者様・ご家族様の診療情報が利用されることに同意できず、拒否されたい場合に、下記の方法により、いつでもその利用を停止することが可能です。また、利用の停止を受け付けた場合でも、その後の診療において一切の不利益を受けることはありません。
⑥上記⑤の求めを受け付ける方法
下記までご連絡ください。なお、この研究に関するすべてのお問い合わせも下記で受け付けます。
[お問い合わせ先]
近畿大学病院放射線診断科 山田 誉大
電話:072-366-0221(内線3133)FAX:072-367-1685
お知らせ
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