2016.10.13 | お知らせ
①対象
過 去3年間(平成23年7月1日から平成26年6月30日)に、転移性脳腫瘍と診断された患者でGd造影剤を使用して頭部のMRI検査が施行された患者さん です。入院・外来は問いません。研究全体として600名の患者さんの検査情報収集を予定しており、当院では20名の患者さんの検査情報を本研究のために収 集させていただく予定です。
②研究機関名
近畿大学医学部附属病院
③研究の意義
転移性脳腫瘍の検索目的でのGd造影MRI検査において、最適な造影剤注入後の待機時間を実用的な範囲で検討することで、最適な待機時間が明らかにされれば、病変検出率が改善することが期待され、より適切な治療につながると考えられる。
④研究の目的
転移性脳腫瘍症の造影MRI画像を後方視的にレビューし、撮像までの待機時間による病変の検出率、周囲脳実質に対する信号強度比の変化を検討することにより、病変検出に最適な撮像タイミングを探ること。
⑤研究の方法
本研究では、これまでに撮影したMRIの画像およびその際 の撮影方法、カルテの情報を用い,Gd造影剤を注射してから撮影するまでの時間と病変の検出率の関係、周囲の正常な脳と病変の信号強度比の変化を評価しま す。カルテを調べて調査することが主な調査方法です。調査項目は、患者さんの性別、年齢、体重、既往歴、MRIの撮影方法、画像診断です。
⑥研究機関
倫理委員会審査承認後 ~ 2016年9月30日
⑦個人情報の扱い
収集した情報は名前、住所など患者さんを特定できる個人情報は完全に匿名化いたしますので、個人を特定できるような情報が外に漏れることは絶対にありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。
⑧利益相反について
本研究に関してはバイエル薬品株式会社より、臨床研究契約に基づく資金提供を受けていますが、研究の実施および評価に影響を及ぼすことはありません。本研究は資金源に関係なく公正に行われます。
⑨問い合わせ先
上記期間中に造影剤を使用した頭部MRI検査を受けられた患者さんで、ご自身の検査結果などの研究への使用をご承諾いただけない場合は、下記の問い合わせ先までご連絡ください。ご協力よろしくお願い申し上げます。
研究責任者 近畿大学医学部附属病院 放射線診断科 教授 村上卓道
実務担当者 近畿大学医学部附属病院 放射線診断科 准教授 足利竜一朗
電話番号 072-366-0221(内線3133)
お知らせ
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