2020.07.30 | お知らせ
①情報の利用目的及び利用方法
本研究の目的は,CT画像上で肝細胞癌を自動検出する診断支援システムを開発し,その有用性を検証することです。過去に当院でダイナミック造影CT検査を受けた患者さんのうち,以下に該当する方のCT画像が対象となります。
(ア) 2017年12月1日から2020年3月31日までに施行されたCT画像で肝臓に病変を認めなかった方
(イ) 2017年12月1日から2020年3月31日までに近畿大学病院にて肝細胞癌に対し分子標的薬を投与された方。併用療法の有無や画像所見による除外条件があります。 カルテ、画像などの調査によって得られた個人情報は、本研究のみに用います。個人情報管理者(下記④)を置いて選択患者さんに対して独自の ID をつけることで,個人情報はすべて匿名化されます。ソフトウェア開発にあたり,本学理工学部へ画像データを送信する必要がありますが,この際の画像データは匿名化のうえ暗号化されます。学会や論文にデータを発表する場合にも、個人情報は発表されません。 また,これらの情報を他の研究に二次利用することはありません。 研究実施期間は近畿大学医学部倫理委員会の承認後から2025年03月31日までです。
②利用する情報の項目
CT画像データ,CT画像所見(肝細胞癌の部位,個数,癌結節ごとの最大径と造影パターン,血管浸潤の有無)および診療情報(年齢・性別、治療歴,分子標的薬投与前の病期,肝機能,転帰)
③利用する者の範囲
診療情報は研究責任者(兵頭朋子,放射線医学教室 放射線診断学部門 医学部講師)が1名で電子カルテを調査し,確認のため主治医に問い合わせる場合があります。本学理工学部の研究責任者(阿部 孝司,近畿大学理工学部 情報学科 准教授)を含む教員2名が画像データの特徴を解析します。また,CT画像評価を放射線医学教室 放射線診断学部門の医師2名が行います。
④情報の管理責任者
放射線医学教室放射線診断学部門 医学部講師 柳生行伸
⑤情報利用拒否の権利
研究の対象となる方またはその代理人のご希望に応じて,本研究についての計画書および研究方法に関する資料を入手・閲覧できます。また,あなたのCT画像や診療情報を研究に用いて欲しくないと思われた場合には、以下の研究責任者に遠慮なくご連絡下さい。その場合,これらの情報を研究に利用いたしません。また,研究利用の停止がこれからの治療方針に影響を与えることはありません。
⑥問い合わせ先
上記⑤のご連絡や,あなたの権利などについてさらに詳しくお聞きになりたい場合には下記の研究責任者にお問い合わせ下さい。
研究責任者 近畿大学医学部 放射線医学教室放射線診断学部門 医学部講師 兵頭朋子
住所 〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
電話番号 072-366-0221(内線3133)
(月曜~金曜9時~17時/土曜 9時~12時/但し11月5日は創立記念日で休み)
お知らせ
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