2018.01.24 | お知らせ
本研究は後ろ向き調査であり、インフォームド・コンセントを省略して研究を行う。研究開始前に研究の目的を含む研究の実施についての以下の情報を当科ホームページ(アドレス:https://kindai-radiol.jp/wp/category/info)で公開する。
研究課題名
Dual-energy CTによる脂肪肝診断:肝実質のX線減弱を考慮した仮想単純アルゴリズムと従来法の後ろ向き比較研究
①対象
20歳以上で、脂肪肝や肝機能障害が疑われ、2011年7月12日から2012年7月27日に、近畿大学病院で撮影された肝臓造影ダイナミックCTと肝組織生検を行われ、その日程などの基準に当てはまる一部の方の画像データ。
②研究機関名
近畿大学医学部附属病院の単独研究であり、他施設へ情報提供することはありません。
③研究の目的
肝臓のX線減弱を考慮した画像再構成によって、従来よりも高精度な仮想単純処理が可能かどうか検証します。
④研究の方法
後ろ向き研究として、対象(上記①)のCT画像データを再構成して画素値を測定し、新しい再構成法と従来の再構成法の結果を比較し、組織学的所見との照合を行います。新たに患者さまに負担をおかけすることはありません。
⑤研究の意義
仮想単純処理が高い精度で脂肪肝を評価できることが証明できれば、脂肪量の診断のために単純CTを撮像する必要がなくなり、その分のX線被ばくを低減できると期待されます。
⑥個人情報の扱い
当院のカルテ、画像などの調査によって得られた個人情報は、本研究のみに用います。放射線診断科に個人識別情報管理者を置き、対象患者さまに対して独自のIDをつけ、研究項目はすべて匿名化されます。学会にデータを発表する場合にも、個人情報は使用されません。
⑦問い合わせ先と、参加拒否の権利
この研究について、計画書および研究の方法に関する資料を入手・閲覧できます。あなたの権利について、その他さらに詳しくお聞きになりたい場合には下記の研究責任者にお問い合わせ下さい。また、あなたのCT画像を研究に用いて欲しくないと思われた場合には、以下の研究責任者に遠慮なくご連絡ください。それがあなたの治療方針に影響を与えることはありません。
研究責任者 近畿大学医学部附属病院 放射線診断科 医学部講師 兵頭朋子
住所 大阪狭山市大野東377-2
電話番号 072-366-0221(内線3133)
お知らせ
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