2019.10.27 | お知らせ
①対象
2018年の期間において、近畿大学病院で血管造影検査・Interventional Radiology (IVR; インターベンショナルラジオロジー)を受けた患者さんが対象になります。
②研究機関名
近畿大学医学部放射線医学教室 放射線診断学部門
研究代表者 茂松直之:日本医学放射線学会
赤羽恵一:量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所
③研究の意義
我が国における血管造影検査・IVRの被ばく線量の実態を調査し、全国レベルで放射線被ばく量を抑えるための基準を作ることです。
④研究の目的
我が国の血管造影検査・IVRの線量の実態を把握し、医療被ばく防護の最適化において、診断参考レベル(Diagnostic Reference Level: DRL)を設定します。
⑤研究の方法
日本医学放射線学会が中心となり、全国の放射線科専門医修練機関より、2018年度の決められた1か月間に血管撮影およびIVRを施行した連続する3症例の性別、年齢、身長、体重、IVR手技の種類、IVR装置、IVRの方法・透視・撮影条件のデータを集計し、DRLを算出します。当院からも3症例のデータを匿名化して提出します。
⑥個人情報の扱い
カルテ、画像などの調査によって得られた個人情報は、本研究のみに用います。個人識別情報管理者を置き、選択された患者さんに対して独自のIDをつけ、年齢、性別以外の個人情報はすべて匿名化されます。さらに情報の授受に関する記録を作成し、情報提供を行った日から3年経過した日までのその記録の保管を行います。情報の提供の手段は匿名化されたデータを入れた電子ファイルを日本医学放射線学会に送付します。情報は日本医学放射線学会で解析され、医療被ばくデータベースに保存され、二次利用の可能性があります。個人情報の開示など、個人情報に関する問い合わせは下記 072-366-0221(代表番号)へお願いします。
⑦問い合わせ先と参加拒否の権利
この研究におけるあなたの権利やその他について、さらに詳しくお聞きになりたい場合は下記の研究責任者にお問い合わせ下さい。また、あなたの血管造影・IVR情報や診療情報を研究に用いて欲しくないと思われた場合は、以下の研究責任者に遠慮なくご連絡下さい。その場合は日本医学放射線学会への情報提供や研究データの利用を停止いたします。これによりあなたに不利益を被ることはありません。
研究責任者 近畿大学病院 放射線診断科 部長 石井一成
住所 大阪狭山市大野東377-2
電話番号 072-366-0221(内線3133)
(月曜~金曜9時~17時/土曜 9時~12時/但し11月5日は創立記念日で休み)
2019.08.20 | お知らせ
放射線科研修医を募集いたします。
若干の変更があるかもしれませんが
2020年度近畿大学医学部放射線科専門研修プログラムを掲載いたします。
2019.05.12 | お知らせ
研究課題名
呼吸停止下MR胆管膵管撮影におけるGRASE法と圧縮センシング法との後ろ向き比較研究
①対象
20歳以上で、2018年4月から2019年2月28日の期間、救急災害棟のMRI室でMRCP検査を行ったすべての患者さま
②研究機関名
近畿大学病院
③研究の目的
2018年4月から2019年2月28日の期間において、近畿大学病院の救急災害棟のMRI室でMRCP検査を行ったすべての患者さまを対象にMRCP画像における、GRASE法の効果を圧縮センシング法と比較検証します。
④研究の方法
本研究は過去にさかのぼって診療情報を調べる「後ろ向き研究」です。近畿大学病院にて対象期間に撮像された息止めMRCP画像を評価します。合わせて、年齢、性別、主病名、臨床症状といった診療情報を用いて画質に影響する因子があるか検討します。新たに患者さんに負担をおかけすることはありません。
⑤研究の意義
MR胆管膵管撮影検査(MRCP)において,GRASE法は息止めでの撮影に有用であるとの報告があります。一方で、当院の救急災害棟のMRI装置には短時間で撮像し、かつ腹部の臓器に適した画質に再構成できる「圧縮センシング」という最新の機能があり、それぞれ長所と短所があるため当院のMRCP検査ではこの両方を撮影しています。GRASE法を用いたMRCPは、濃縮胆汁を有する胆管の描出に優れており、圧縮センシング法でのMRCPよりも優れていると考えられていました。しかし、圧縮センシング法を用いたMRCPの方が有効な症例も存在します。本研究でこの違いを詳しく調べ,その結果をもとにMRCPの検査条件をより良くし、患者さまの身体的負担の軽減や診断能の向上に役立てたいと考えています。
⑥個人情報の扱い
カルテ、画像などの調査によって得られた個人情報は、本研究のみに用います。個人情報管理者(放射線医学講座放射線診断学部門 医学部講師 柳生行伸)を置いて選択患者さんに対して独自の ID をつけ、個人情報はすべて匿名化されます。学会や論文にデータを発表する場合にも、個人情報は発表されません。本研究での画像解析処理は、近畿大学病院の救急災害棟MRI検査室内のインターネットとは接続されていない専用のワークステーションで実施し、画像データや診療情報の持ち出しは行いません。個人情報の開示など、個人情報に関する問い合わせは 072-366-0221(代表番号)へお願いします。
⑦問い合わせ先と、参加拒否の権利
本研究についての計画書および研究方法に関する資料を入手・閲覧できます。あなたの権利やその他について、さらに詳しくお聞きになりたい場合には下記の研究責任者にお問い合わせ下さい。また、あなたのMRI画像や診療情報を研究に用いて欲しくないと思われた場合には、以下の研究責任者に遠慮なくご連絡下さい。それがあなたの治療方針に影響を与えることはありません。
研究責任者 近畿大学病院 中央放射線部 診療放射線技師 森本大介
住所 大阪狭山市大野東377-2
電話番号 072-366-0221(内線2121)
(月曜~金曜9時~17時/土曜 9時~12時/但し11月5日は創立記念日で休み)
2019.01.19 | お知らせ
①対象
2017年5月1日から2018年4月31日の期間において、近畿大学医学部附属病院でFDG-PET/CT検査を受けたすべての患者さんが対象になります。
②研究機関名
近畿大学医学部放射線医学教室 放射線診断学部門
③研究の意義
特発性正常圧水頭症は高齢者に発症する歩行障害や認知障害等を起こす水頭症であり、比較的稀ではなく65歳以上の約1%に発症することが報告されています。しかしながら、この疾患の原因や病態については未だに解明されておらず、この解明は新たな治療方法や的確な治療時期などに重要な情報となります。
④研究の目的
特発性正常圧水頭症の画像的特徴、脳の糖代謝そして診療情報を合わせて評価することにより、同疾患の発症過程における脳の糖代謝や症状の変化を観察し、病態解明の一助とします。
⑤研究の方法
近畿大学医学部附属病院にて観察対象期間の1年間に撮影されたFDG-PET/CTの頭部画像を後ろ向きに観察します。合わせて診療情報として、年齢、性別、主病名、臨床症状や、頭部MRIなどの他の画像検査結果を用います。新たに患者さんに負担をおかけすることはありません。
⑥個人情報の扱い
カルテ、画像などの調査によって得られた個人情報は、本研究のみに用います。個人識別情報管理者を置いて選択患者さんに対して独自の ID をつけ、個人情報はすべて匿名化されます。学会や論文にデータを発表する場合にも、個人データは発表されません。本研究での画像解析処理は、近畿大学付属病院MRI検査室内のインターネットとは接続されていない専用のワークステーションで実施し、画像データや診療情報の持ち出しは行いません。個人情報の開示など、個人情報に関する問い合わせは 072-366-0221(代表番号)へお願いします。
⑦問い合わせ先と参加拒否の権利
本研究についての計画書および研究方法に関する資料を入手・閲覧できます。あなたの権利やその他について、さらに詳しくお聞きになりたい場合には下記の実務担当者にお問い合わせ下さい。また、あなたのMRI画像や診療情報を研究に用いて欲しくないと思われた場合には、以下の研究責任者に遠慮なくご連絡下さい。それがあなたの治療方針に影響を与えることはありません。
研究責任者 近畿大学医学部附属病院 放射線診断科 教授 石井一成
実務責任者 近畿大学医学部附属病院 放射線診断科 研究生 宮﨑晃一
住所 大阪狭山市大野東377-2
電話番号 072-366-0221(内線3133)
2018.12.28 | お知らせ
①対象
2012年1月1日~2018年7月31日に近畿大学医学部附属病院でPET/CT検診を受診された方の中でFDG-PET/CT、脳MRI検査、血液生化学検査を受けた検診者が対象となります。
②研究機関名
近畿大学医学部附属病院
③研究の意義
FDG-PET/CTが癌診断以外に動脈硬化の炎症評価に有用である事が既に報告されています。頸動脈のFDG集積がメタボリック症候群と関係し、FDG-PET/CTが高脂血症や糖尿病の治療薬によりFDG集積が減弱することが確認されています。大脳深部白質病変は脳小血管病の一つであり、脳卒中、認知症、うつ病の発症に関与する事が知られています。また、海馬萎縮はアルツハイマー型認知症で認められる変化です。しかし、血管炎症と大脳深部白質病変や海馬萎縮との関係性は明らかにされていません。血管のFDGの集積から脳実質障害の重症度を予測でき、脳実質病変のリスク患者の層別化に寄与する可能性があります。
④研究の目的
2012年1月1日~2018年7月31日の期間において近畿大学医学部附属病院でPET/CT検診を受けた方を対象に、血管のFDG集積とMRIの大脳白質病変や海馬体積との関連性を検討する事で血管炎症が大脳白質病変の増悪や海馬の萎縮に影響を与えているか解明し、血管のFDG集積が脳実質障害の重症度を予測するバイオマーカーになり得るかどうかを検証します。
⑤研究の方法
FDG-PET/CT検診者を対象に、頸・大動脈のFDG集積と大脳白質病変や海馬体積との関連性を検討する事で血管炎症を反映するFDG集積が大脳白質病変の増悪や海馬の萎縮に影響を与えているか解明し、血管のFDG集積が脳実質障害の重症度を予測するバイオマーカーになり得るかどうかを後ろ向き研究で解析します。解析には近畿大学医学部附属病院でPET/CT検診を受けた症例のPET/CT、MRI、身体所見 (身長、体重、血圧、BMI) や血液生化学検査 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪、空腹時血糖、HbA1c、BUN、Crea、eGFR、UA、AST、ALT、γGTP)の結果を用います。血管のFDG集積と動脈硬化の危険因子となりうる血液データや身体所見とも相関性を検討する事で、血管のFDG集積が動脈硬化の血管炎症を反映しているか調べます。MRIを用いて大脳白質病変は視覚的に、海馬の体積は定量的に解析し、血管のFDG集積と関係があるか検討します。
⑥個人情報の扱い
カルテ、画像などの調査によって得られた個人情報は、本研究のみに用います。個人識別情報管理者を置き、独自の ID をつけ、年齢、性別以外の個人情報はすべて匿名化されます。学会や論文にデータを発表する場合にも、個人データは発表されません。久留米大学医学部への情報の提供行う際は匿名化された状態で行われ、さらに情報の授受に関する記録を作成し、情報提供を行った日から3年経過した日までのその記録の保管を行います。情報の提供の手段は匿名化されたデータを入れたCD-Rを久留米大学医学部に送ります。尚、共同研究機関の兵庫医科大学には情報提供は行いません。共同研究機関以外への情報提供および情報の二次利用の予定はありません。個人情報の開示など個人情報に関するお問い合わせは 072-366-0221(代表番号)へお願いします。
⑦問い合わせ先と参加拒否の権利
この研究におけるあなたの権利やその他について、さらに詳しくお聞きになりたい場合は下記の研究責任者にお問い合わせ下さい。また、あなたのPET/CT、MRI画像や診療情報を研究に用いて欲しくないと思われた場合は、以下の研究責任者に遠慮なくご連絡下さい。その場合は久留米大学医学部への情報提供や研究データの利用を停止いたします。これによりあなたに不利益を被ることはありません。
研究責任者 近畿大学医学部附属病院 放射線診断科 医学部講師 甲斐田勇人
住所 〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
電話番号 072-366-0221(内線3133)
(月曜~金曜9時~17時/土曜 9時~12時/但し11月5日は創立記念日で休み)
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